日本企業に長年根付く「働かないおじさん」への包囲網が強まっている。
「働かないおじさん」とは、終身雇用、年功序列型賃金、新卒一括採用といった「日本型雇用」のもとで、勤続年数が長くなり、
賃金やランクが高いにもかかわらず、それに見合った働きをしない中高年男性のことだ。家計を背負う正社員として、男性ばかりであることも特徴的だ。
■出世しないまま、たらいまわしにされるおじさん
イメージしやすい例として、2020年8月から9月にかけて、テレビ東京系列でドラマにもなった漫画「働かざる者たち」(作者・サレンダー橋本)の登場人物をあげてみたい。
大手新聞社の技術局工程部にいる八木沼は入社25年目のベテラン。出世しないまま、様々な部署をたらいまわしにされ、全く働かなくなった。
ただ、勤続年数は長いため、出世して部長になった「同期」のもとを訪れ、まるで自分は部長と同格だとアピールするかのごとく、「お前も少しは遊べよな」と上から目線で話しかける。
そして、周囲からの冷ややかな視線。私も似たような光景を新聞社に勤務していた10年ほど前に何度も見たことがある。
このような「働かないおじさん」は本当に働きに見合わない高待遇なのか。
「ホワイトカラー職種別賃金調査」(労政時報、2020年1月10日・24日号)に、「働かないおじさん」が一定割合含まれていると考えられる「部下なし管理職」についてのデータがある。
「部下なし管理職」がいると回答した企業は、全産業の63・9%にものぼる。
このうち36・4%の企業で、部下のいる管理職と部下のいない管理職とで待遇差がついているが、年収差は7~8%程度で、大した差ではない。管理職同等の高待遇といえるだろう。
■なぜ「働かないおじさん」が生まれてしまうのか
なぜ「日本型雇用」のもとで「働かないおじさん」が生まれてしまうのか。
そこには、職務内容を決めず、組織の一員として、会社の都合にあわせて仕事内容を決める「メンバーシップ型雇用」の特質が影響している。
新卒入社後、同期入社の仲間たちと、管理職に向けた出世レースを繰り広げる。
一定の年次になると、上に昇れない人たちが出てくるが、彼らは会社の都合で様様な職場をたらいまわしにされた結果、軸となる専門性が身に付いておらず、賃金にみあった仕事ができない。
それでも、年功序列、終身雇用のもとで、年収があまり落ちず、クビにもならない。すると、向上心がなくなり、やがて働かなくなる。こんな構造だ。
■彼らは仕組みの「犠牲者」ともいえる
「メンバーシップ型雇用」のもと、長く安定的に働き続けることは、企業にとっても、従業員にとっても一定のメリットがあるのだが、
当人の適性や意向を無視した人事異動をしていると、その弊害が出てしまう。組織の高齢化が進む中、問題はいっそう深刻になっている。
全て自己責任だ、という意見もあるだろうし、私もこれまで「早くクビにすればいい」と何度も憤りをおぼえてきた。
しかし、仕組みを変えないと、再生産のサイクルは止まらない。ある意味、彼らは仕組みの「犠牲者」ともいえる。
(以下略、全文はソースにて)
https://news.yahoo.co.jp/articles/b46ff7ae33d7b5c26df87ef32682912401471991?page=1
引用元: ・【社会】なぜ日本企業には「働かないおじさん」が生まれてしまうのか [ボラえもん★]
蟻の話を知らないのか
一定数必ずサボるやつな
>>38
サボる蟻の話はその後の研究で、サボってるわけじゃなくて、夜勤の二交代や三交代の休憩タイムだと判明した
働かないおぢさんとは違う
海外だと従業員の大半は働かないおじさんだけどな
「働きがい」とか「勤労意欲」「社会奉仕」なんてものは仕事に求めないから
きっちり給料分以下しか働かない
給料分だけ働いて成果が出るならいいじゃん
やる気あるorあるように見せて生産性が低いという日本式が一番最悪、誰も得しない
日本人のような成果はでないけどな
最初から諦めてるから
全員が半稼働みたいなもん
日本人の経済は年功序列で発展して
能力重視で衰退したけどな
>>5
普通にあるぞ
東京証券取引所一部上場で、かつ何十年も上場してる会社ほど
その割合が多い
内部留保で年収800万円の人間を数%雇うなんて「経費」で落ちるからな
ああそれな
働きバチにも一定割合働かないのがいるんだよな
世の中余裕、のりしろがないと逆に回らないんだよね
↓励みになりますので、ポチっと応援お願いします!↓
●人気ブログランキング
●にほんブログ村